幼児にはハチミツを与えないで

 

 

ハチミツによる乳児のボツリヌス症 | 消費者庁 (caa.go.jp)

幼児にはハチミツを与えないで!

** ご注意 お気を付けください **

 

甘くて美味しいハチミツですが生後1歳未満の乳児には与えてはいけません!乳児ボツリヌス症を発症することがあります。特に乳児のいるご家庭や児童福祉施設等は、以下のQ&Aを参考にしてください。

普段乳児のお世話をしていない方への情報提供も重要です。

Q    ボツリヌス菌とはどんな細菌ですか?

A
ボツリヌス菌は、乾燥や熱に強い「芽胞(がほう)」を形成する菌で海、川、湖や土壌に広く存在しています。

「芽胞」は、酸素の少ない状態で発芽して増殖し、極めて強い毒素を産生します。また、芽胞の状態では、一般的な細菌と異なり、100°C数分間の加熱でも生き残ることがあります。

Q    乳児ボツリヌス症とはなんですか?

A
生後1歳未満の乳児においては、腸内環境が成人とは異なり、腸管内でのボツリヌス菌の定着と増殖が起こりやすいとされます。

ボツリヌス菌は、芽胞(がほう)を形成しますが、この芽胞で汚染された食品を乳児が食べると、腸管内で発芽、増殖して、毒素を産生して乳児ボツリヌス症を発症することがあります。

症状は、

便秘が数日間続き
全身の筋力低下
脱力状態
哺乳力の低下
泣き声が小さくなる
特に、顔面は無表情となる
頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなる

といった症状を引き起こすことがあります。

ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。

Q    なぜ生後1歳未満の乳児にハチミツを与えてはいけないのですか?

    生後1歳以上であれば大丈夫ですか?
A
大人の場合、ボツリヌス菌が体内に入っても、他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、問題になることはありませんが、乳児の場合は、腸内細菌の環境が整っておらず、ボツリヌス菌が増えて毒素を作ってしまうことがあるからです。

生後1歳以上になると、離乳食等により腸内環境が整う時期となるため、ハチミツを避ける必要はありません。ハチミツは栄養価の高い食品ですが、生後1歳以上になってから与えましょう
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